

表紙

| はじめに | 私がこの回顧録をまとめた最大の目的は、継続した運動習慣がいかに健康の保持や長寿につながるかを、次の世代に伝えたいという思いからです。 私は20代の頃から一日10キロのランニングを欠かさず続け、39年間でフルマラソン大会に439回出場しました。トレーニングを含めた総走行距離は10万キロに達し、おかげで84歳となった今も大病ひとつなく元気に過ごしています。なぜここまで走り続けてきたのか――その原点は、雑誌『ランナーズ』に掲載された一編の医学論文にありました。 ---------------- 引用 はじまり ----------- 仮にランナーをキロ5分以内のペースで10km以上を走り続けることが可能な人と定義すると、まずは、体型が違います。太ったランナーというのは存在しません。 次に、ランナーは心肺機能、筋持久力が優れています。従って、肉体年齢が若く、疲れにくく、ビールがうまくて食事が美味しくストレスに強く、いつも心身ともに絶好調、快適に人生を送ることができます。また、肌の艶が良く、表情も明るく友達が沢山いて、風邪で寝込むなどということは10年に一度もありません。 これに対し、運動習慣を持たない人は、加齢とともに首や胴回りが大きくなり、その代わりに足、特に大腿部が細くなり、胸と尻が下がり、何時の間にか人前では裸になれないような、何とも情けない緩んだ身体になってしまいます。 ご存知のように、肥満、糖尿病、動脈硬化、心臓疾患などの運動不足病は年々うなぎ上りに増えています。 世の中の多くが自動化、機械化され、仕事で筋肉を使って汗をかくことの少なくなってしまった現在、自ら欲して身体を鍛えない限り、人は廃用性萎縮というメカニズムによって老化の速度を速めることになるのです。中年以降、ランナーは非ランナーより10年以上若くいられると私は、確信、実感しています。 さらに、高齢化社会の到来が叫ばれて久しいのですが、70歳前後で全介助(食事も排泄も自力でできない)の方がうなぎ上りに増えているそうです。この原因は骨粗鬆症による骨折、脳血管疾患による麻痺や痴呆症、心不全、呼吸不全による活動力低下などいわゆる「生活習慣病」によるものであり、いったんこのような病気に罹ってしまえば、残念ながら病状を改善させることは殆ど不可能だということです。今、国家予算は81兆円、そのうち防衛費が5兆円、ところが医療費はそれをも上回る30兆円で今後益々増加していくでしょう。それを阻止するのが、病気に罹らないようにすること、すなわち予防が一番だと思います。 「生涯医者知らず」を実践し、ますます若年化する生活習慣病に対抗できる処方箋は「健康ランニング」以外には、私には思い当たりません。 私自身、ランニングと出会えたおかげで、快適な人生を送っており、これからはこの素晴らしい健康的な世界を、それを知らない人たちにも分けて上げるべく、機会あるごとにランニングの素晴らしさをPRし、普及に努めています。 一億総運動不足病という現状を打破し、ランニング大国、健康王国日本を築く21世紀のリーダーは、我々ランナーです。 ----------------- 引用 終わり ----------- この論文は、私にとって「生涯医者知らず」を体現するための指南書であり、今も走り続ける強い動機となっています。 健康は、ただ座して待っていて与えられるものではなく、自らの意思と行動によって築き上げていくものです。マラソンという習慣が、私の免疫力を高め、心身の調和をもたらしてくれました。 これからも私は走り続けます。そして、この喜びと恩恵を、まだその素晴らしさを知らない人々に伝えていきたいと思います。 一億総運動不足といわれる時代にあって、ランナーこそが健康立国日本を築く力強い担い手である――私はそう信じています。 |
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| 目次 | はじめに --------------------------------------------------- 2 第1章 こだわりの記録・10冠 1冠 : フルマラソン439回完走 ---------------------------- 4 2冠 : 153種類のフルマラソン完走 ------------------------ 6 3冠 : 世界8大陸のフルマラソン完走 ----------------------- 8 4冠 : 世界6大メジャーマラソン完走 ----------------------- 10 5冠 : 日本三霊山海抜ゼロから頂上まで登頂 ---------------- 12 6冠 : 世界100ヶ国走り旅完結 ---------------------------- 14 7冠 : 全国47都道府県国盗りマラソン完走 ------------------ 16 8冠 : 中山道 京都三条大橋から江戸日本橋まで完踏 --------- 18 9冠 : 西国33霊場観音完踏 ------------------------------ 20 10冠 : 地球2周半 10万キロ走破 -------------------------- 22 第2章 思い出のひとり旅ベスト10 1、 1985年ホノルルマラソンツアー ------------------------------- 28 2、 1996年 ボストンマラソン、ロンドンマラソンと世界一周 ------------ 30 3, 2011年ユーラシア大陸マラソンとトルコ・カッパドキア ------------- 32 4、 2012年モスクワマラソンとバルト三国 -------------------------- 34 5、 2014年東南アジア諸国 -------------------------------------- 36 6、 2015年万里の長城マラソンと中国3000年 --------------------- 38 7, 2015年シカゴマラソンと米国東海岸 --------------------------- 40 8、 2016年ベルリンマラソンとバルカン半島10ヶ国 ----------------- 42 9、 2017年ニューヨークマラソンとマチュピチュ遺跡、ガラパゴス諸島 ----- 45 10、2019年5月10日 ポルトガル・南欧・モナコ10ヶ国 ---------------- 48 番外編 -------------------------------------------------------- 52 第3章 国際的友情を育んだ世界の美女たち --------------------------- 73 第4章 思い出の武藤ツアー その1 その2 その3 その4 ---------- 76 第5章 私の大切な宝物 1,マラソンと健康 ----------------------------------------------- 112 2,英会話 ------------------------------------------------------- 113 3,世界節約の旅 ノウハウ ---------------------------------------- 114 4,山登り 白山・上高地 ------------------------------------------- 115 5,カメラ・写真撮影 ----------------------------------------------- 116 6,パソコン・ネットワーク技術 --------------------------------------- 117 7,世界100ヶ国走り旅完結 講演会 --------------------------------- 118 8,家庭菜園、ガーデニング ----------------------------------------- 120 9,友達のネットワーク --------------------------------------------- 121 10,家族 ------------------------------------------------------- 125 第6章 誕生から社会人へ ----------------------------------------- 126 付録 ------------------------------------------------------------ 140 あとがき・謝辞 --------------------------------------------------- 143 |
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| サミュエル・ウルマン 「青春の詩」 (岡田義夫訳) 青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。 優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。 年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。 歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。 苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。 年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。 曰く「驚異への愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。 人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる 人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる 希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる 大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。 これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。 原作 サミュエル・ウルマン 訳詞 岡田義夫 あとがき 振り返れば、84年の歩みは常に「気づきと行動」に導かれておりました。 継続的な運動こそ健康の礎なりと気づいたとき、私はただちに走り始め、やがて一日10キロを習慣とするに至りました。その積み重ねは439回のフルマラソン完走、10万キロ、すなわち地球二周半の道程となり、今日の健やかで充実した日々へと結実いたしました。 また、世界に通じる術として英会話の必要に気づいた折も、直ちに学びに取り組み、一年にして自在に英会話ができるようになりました。その力により、100ヶ国の大地をひとり旅し、走り抜けるという夢を成就することができました。 されど、これらの歩みは決して我ひとりの力にあらず。ともに励まし合った友、支えてくれた家族、そして幾多の出会いにおいて寄せられた温かなご厚情の賜物であります。人は独りにして大成せず。協力と支援あってこそ、大きな夢も現実のものとなる――そのことを身をもって知ることができました。ここに改めて、すべての方々に深甚なる感謝を捧げます。 「人生楽しんだものが勝ち、そして健康で元気な者が勝ち」――この信条を胸に、私は今なお走り、歩き続けております。 青春とは年齢にあらず、心の若さにこそ宿るもの。夢を抱き、希望を携え、目標を掲げて歩む限り、人は誰しも永遠に青春の只中に生きることができましょう。 これからもまた、新たな道を走り、未知の景色を仰ぎつつ、感謝とともに人生を紡いでまいります。 2025年9月4日 刊行 武藤 彰 プロフィール 1941年4月24日石川県金沢市生まれ。岐阜県羽島市在住。 走歴62年。44歳の時ホノルルマラソンでフルマラソンデビュー。 世界各国の大会を走り2011年に世界8大陸のフルマラソン完成を日本人初の達成。 1991年の河口湖マラソンで3時間20分50秒の自己ベスト達成。 フルマラソンは439回完走。 世界6大メジャーマラソン完走。 世界100ヶ国走り旅完結。 47都道府県のフルマラソン完走(国盗りマラソン達成)。 日本三霊山海抜ゼロから頂上まで登頂。 中山道京都三条大橋-東京570q走破。 西国33霊場観音完踏。 地球2周半 10万キロ走破。 3,讃美歌は素晴らしい 今回回顧録を編集している過程で改めて宣教師・英会話の先生であるランディと一緒に賛美した讃美歌の素晴らしさを再認識しました。 これからも讃美歌を聞きながら静かな時を過ごしていきたいと思います。 ・312番 いつくしみ深き ・320番 主よみもとに近づかん ・461番 主われを愛す ・465番 神ともにいまして ・493番 いつくしみ深い ・472番 人生の海の嵐 |